みなさん『宇宙兄弟』という漫画を知っていますか? 漫画はもちろん、アニメ化や小栗旬主演で映画化もされています!
『宇宙兄弟』は、小山宙哉による日本の漫画作品です。講談社の漫画雑誌『モーニング』にて2008年1号(2007年12月6日発売)から連載されています。第56回小学館漫画賞一般向け部門、第35回講談社漫画賞一般部門受賞作品。2012年には実写映画およびテレビアニメ、2014年にはアニメーション映画が制作されています。
漫画はもちろん大好きですが、アニメも違った良さがあります。キャラクターの声がピッタリ合っていて、空気感がより伝わってきます!
あらすじはこちらになります👇🏻
兄は、優秀だが自分の能力を信じられず、ネガティブ思考に陥りがちな青年・ムッタ。 ムッタは失業という挫折のさなか、幼い頃に弟と誓い合った夢を取り戻し、
「宇宙飛行士になる」という夢をすでに叶えていた弟・ヒビトの後を追い始める。
弟の背を追う形で、数々の困難を乗り越えて、宇宙飛行士になったムッタ。 ヒビトは日本人初のムーンウォーカーになるも、宇宙飛行士になってからはじめての大きな挫折を経験し兄をはじめとする周囲の人に支えられて、必死に乗り越える。 「俺らは生きて、二人で月面に立とうぜ」
兄は先に行く弟に導かれ、弟が立ち止まった時には兄が優しく背中を押し、二人は「夢の続き」に向かって走り続ける。
https://koyamachuya.com/about-space-brothers/synopsis/
『宇宙兄弟』の魅力は多様なキャラクターと人間性だと思います。それぞれのキャラにストーリーがあり、抱えている想いやコンプレックスがあります。
そのため、自分と同じような境遇のキャラに感情移入しやすいのです。
また、宇宙兄弟は人生で迷ったときや不安になったときに読んで欲しい漫画です。
例えば職場や学校での人間関係で悩んだり、目標に向けて努力しているのに報われないこともあるかもしれません。
そんなときに困難を乗り越えるヒントが詰まっていると思います。
マネジメントやリーダー育成、思考力などビジネス書としても楽しむことができます。ゆえに社会人にこそおすすめできる漫画です!
そこで今回は『宇宙兄弟』の心に響く名言を紹介していきます。
筆者は宇宙兄弟を読み、少なからず人生に影響を与えられています!人生の指針であったり、迷ったときにはいつも言葉が浮かんできます。
物語の中に数々の名言があるので、人それぞれ受け取り方は異なると思います。
自分にピッタリだという言葉を見つけて、今後の人生に役立てて欲しいですね!!
ストーリーの経緯やあらすじが気になった方は是非まとめ買いや、電子書籍等で読んでみてください!
そしてこれから紹介する名言は、筆者の勝手な考察なのでご了承ください笑
この先はネタバレも含まれるので、それでも大丈夫な方は読んでください!
- 俺の敵は だいたい俺です (南波六太)
- 人生は 短いんだ………! (ビンセント・ボールド)
- 誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか? (南波六太)
- 人を選ぶのは結局人の”情”の部分でしょう (星加正)
- 1位と最下位との差なんて大したことねーんだよ (南波六太)
- 人生はコントロールが効く (デニール・ヤング)
- ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ (南波六太)
- 「信じてみてください」 (伊藤せりか)
- 最初は何だって “仮説”だろ (南波六太)
- 人の人生には いくつもの”夢のドア”がある (ブライアン・J)
- 失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ (南波六太)
- 「どっちが楽しいか」で決めなさい (金子シャロン)
- まとめ
俺の敵は だいたい俺です (南波六太)
あなたが何かを成し遂げたかったり、やりたいと思っていることができないとき、それは何が原因でしょうか?
お金がなかったり、時間がなかったり、環境が整っていないかもしれません。
でも何かしら理由をつけて取り組んでいないのは自分自身です。そんな本質的な部分をついている言葉です。
名著であるアドラーの『嫌われる勇気』にも似たようなことが書かれています。それはライフスタイルを変化させることができるのはあなたのみであり、すべてはあなたの気持ち次第ということです!
「どうせできない」などと考えるのではなく、できるためには何をすれば良いのか行動することが大切なんですね。
人生は 短いんだ………! (ビンセント・ボールド)
「人生は短い」なんて考えたことありませんでした。
厚労省が発表した簡易生命表によると2019年の日本人の平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳です。
80年間は途方も長く感じますし、まだまだ時間があると思っちゃいますよね。
しかし、人間いつ人生が終わるか分かりません。病気やアクシデントがあれば尚更です。いつか必ず終わりがきます。どんな大富豪や天才でも逃れることはできません。
そう考えると、自分のために時間やお金を使うことはある意味大切なことであると気づかせてくれます。
「死ぬ直前に後悔すること」というタイトルの記事や動画をよく見かけますが、どのランキングでも上位にあるのが『自分らしく生きれなかった』ことです。
他人の目を気にして過ごしたり、挑戦しなかったり、行きたい場所に行かなかったり、その多くは自分自身に関することでした。
その後悔をしたくないので、行きたい場所にはなるべく行くようにしています。富士登山やオーロラもその想いが強かったので行きました!👇🏻
自分の生き方を見直すきっかけになった言葉でしたね!
誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか? (南波六太)
見た目や能力、性格は千差万別・十人十色です。違いを受け入れて、前に進んでいくこと。それをさらっと言えるムッタのカッコよさが現れているシーンです。
金子みすゞの童謡にも「みんなちがって、みんないい」とあるように人間的に欠かすことができない感覚だと思います。
日本の教育は世界と比べると主体性よりも平等性に重きを置いていると言われています。苦手な教科は克服させ、平均的に何事もこなすのが是とされています。
反対にアメリカでは主体性を重視しており、苦手な科目を勉強するより得意な科目を伸ばすことが是とされています。
社会的、文化的な違いがあらわれていますね。どちらが正しいかということはありませんが、今後求められていくのは「主体性」の方ではないでしょうか。
また世界では人種や宗教の違いによる争いが絶えません。どうすればこのような問題が解決するか、明確な答えを出すことは難しいです。
しかし、一人一人が多様性の意識を持つことで少しずつ変わっていくかもしれませんね。
そんなわけで、教育や世界情勢について考える機会を与えてくれる言葉でした!
人を選ぶのは結局人の”情”の部分でしょう (星加正)
就職活動中の面接や、商談などでは特に響く言葉ではないでしょうか。
どんなに綺麗な言葉や経歴を並べても、人としての情の部分が伝わらなかったら相手の心は動かないでしょう。
また、仕事における信頼関係、リーダー育成やマネジメントに関しても「情」は必要です。
仕事に情は持ち込んではいけないとはよく言ったものですが、果たして目先の損得勘定だけで全ての決断がされているのか?と言えば違うと思います。
長年付き合いがあり信頼できているからこそ、ビジネスパートナーとして仕事をしている企業は多いでしょう。コストや質だけを追求すれば、他に適当な企業は星の数ほどありますしね。
1位と最下位との差なんて大したことねーんだよ (南波六太)
途中で投げ出すより、とにかくやり切ることの大切さを学んだ言葉です。
特に筆者は初めてのフルマラソンを走っているときに、この言葉が頭を駆け巡りましたね。そのフルマラソンについて書いた記事はこちら👇🏻
走っているときは、本当に果てしないと感じます。それはまるで終わりのないレースです笑
でも30Kmを過ぎてくると完走できるかも!と希望の光が見えてきます。もちろん足腰はかなり痛かったですが、途中リタリアすれば意味を成さないことも分かっていました。だからこそ、完走まで持ち堪えることが出来ましたね笑
精神論ではありますが、これって勉強や仕事でも結構重要なマインドだと思います!
人生はコントロールが効く (デニール・ヤング)
自分の人生は、自分次第でどこにでも舵を切ることができます!
学生時代は制限がありなかなか思い通りに出来ないこともありますが、社会人になれば自由です。
自由であるがゆえに何をして良いか分からなかったり、キャリアに悩む人も多いですよね。
だからこそ普段の生活で、自分の人生について考える時間をとることが必要なのではないかと思います。
学生・社会人問わず新たに「自分史」を書いてみるのも一つの方法ですね。
自分で選択したことなら後悔はしないと思いますし、何より『人生は短い』ですから!
ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ (南波六太)
目標設定は少し困難なぐらいが、自分をより成長させることができると思います。
昨日達成できたことと、今日同じ目標であったらそれではなかなか成長しませんよね。
筆者も自分に厳しく、常に少し高い目標を更新できるように励んでいきます笑
「信じてみてください」 (伊藤せりか)
自分を信じて行動し続けることは、簡単なようで意外と難しいですよね。
外的要因に左右されたり、自ら諦めてしまったりすることもあります。
子どもの頃は純粋で何でもできるって自信に溢れています。大人になっても無邪気な子ども心を持っている人はそれだけで魅力的に写ります。
心の奥底で抑えていることがあるのならば、童心に帰って挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
最初は何だって “仮説”だろ (南波六太)
ビジネス書のなかには「仮説思考」というワードが出てくることがあります。
コンサル会社などではかなりポピュラーな思考法です。
仮説思考とは、限られた情報から最も可能性の高い結論を「仮の結論=仮説」として設定し、その仮説に基づいて仮説の実行、検証、修正を行っていく思考法です。 仮説を設定することで、考慮・調査すべきことを大幅に絞り込めるので、非常に効率よく問題解決を進めていくことが出来ます。
https://www.movin.co.jp/consul/consul_think/kasetsu.html
この考え方はあなたが普段の生活で何気なく行なっていることです。
例えば、雨が降っている日に電車で通勤するとします。あなたは雨の日は電車が混んで遅れるだろうと仮定し、少し早めに家を出ます。これで予想通り、電車が遅延していた場合は仮説は立証されます。
もし間違っていた場合は、仮説の立て方が甘かったか、何かしらのバイアスが加わっていたのかもしれません。そしてまた仮説を立てて検証し修正していくことを繰り返します!
特にビジネスでは限られた時間の中で最大の成果を出すことが求められるので、仮説思考が必要になるのです。
ムッタを見習い、日常生活から仕事まで仮説思考に落とし込むことで生産性をぐんと上げられる可能性が高まります。
人の人生には いくつもの”夢のドア”がある (ブライアン・J)
大掃除をしているときに幼稚園の頃の卒園文集を発見しました。文集には必ずと言って良いほど「将来の夢」を書く欄がありますよね。
幼稚園児だとサッカー選手とか、野球選手とか、ケーキ屋さんとか宇宙飛行士とか本当に様々なことが書かれています。
小中高と進むにつれて、その内容も現実的なものに変わっていきます笑
良い意味で捉えれば勉強して世の中の仕組みを知り、悪い意味だと知らず知らずの選択肢から除外してしまっているのかもしれません。
もちろん年齢を重ねるにつれて夢は変わっていくモノですが、それを諦めてしまった理由は何なのでしょう?
今改めてそれを考えてみることで、本当にやりたかったことや、気持ちが蘇るかもしれません!
失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ (南波六太)
結果は確かに大事ですけど、その過程でどのような失敗をしたのかということの方が大事だったりします。
もちろん本気で取り組まずに、準備不足で失敗したなら価値のない失敗です。
ですが、本気で取り組んだときの失敗は一回の成功で得られることよりも大きかったりします。
「どっちが楽しいか」で決めなさい (金子シャロン)
最後はこちらの言葉です!『宇宙兄弟』と出会ってから今まで人生で重要な決断をするときには、常にこの言葉に従って行動してきました。
「迷ったときは、どっちが楽しいかで決める!」シンプルだけど深い言葉です。
これからも心が踊る方へ何でも取り組んでいきます!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
主人公である南波六太の名言が多めでしたね笑
あとは名言のセレクトが人生哲学的なものが多かったような気がします笑 これは完全に筆者の傾向ですね。
上記で紹介した以外にも、本当にたくさんの名言があります。物語としてもヒューマンドラマ系が好きな人にはかなりハマると思います!
この記事を読んで少しでも『宇宙兄弟』に興味を持っていただけたら嬉しいです。そして、これからの生活に役立てていただけたら幸いです!
それではまた次の記事で!
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