人生で一度は見たい景色はありますか?
筆者は数ある中にオーロラが入っていました。オーロラは英語圏だとNorthern Lights(ノーザンライト)と言います。南米の友達にはオーロラと言って伝わりました!
自然現象って地球の神秘を感じられて良いですよね。
そもそもオーロラができる仕組みって、分かってそうで意外と説明が難しいですよね。
オーロラとは?
オーロラは太陽から吹きつけている電気を帯びた粒子の流れが、地球の磁場とぶつかり磁気圏を乱すことで発生します。磁気圏は宇宙線や放射線から地球を守るために存在しています。
つまりオーロラは太陽の活動と密接な関係にあります。2日〜3日前に太陽から放出されたエネルギーが地球に到達、そして衝突することで起こる発光現象がオーロラなのです!
この4コマ漫画はわかりやすかったです↓
なぜ極地で多く観測されるのか?
極地では地球の磁力線が集まっているからです。但し極地全域で観測される訳ではありません。オーロラ帯と呼ばれる、地磁気緯度65度から70度のドーナツ状の領域でオーロラはよく見られます。
そんなオーロラはどこの国で観測できるのでしょうか?
一般的には北極圏の北欧や、アラスカ、カナダ、アイスランドが有名ですよね。でも実は南半球でも観測されているんです!南極で見られるのを南極光と呼ぶみたいです。色や形も少し違うみたいで、南極光の方が少し鮮やからしいです。驚きですよね。
日本では観測できないの?なんて声もあることでしょう!日本だと北海道で2004年、2015年に観測されています。
それじゃ、わざわざ海外に行って観測する必要はないのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし北極圏から遠くなるほど光は見えづらくなります。北海道を例にとっても約10年に一度見れるか見れないかの確率です。
正直10年も待つのは辛すぎますよね笑
オーロラ観測におすすめの地域 ロヴァニエミ(フィンランド)
筆者がロヴァニエミを選んだのには理由があります。
まず候補として上がっていたのはアイスランド、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、最後にスヴァールバル諸島です。
スヴァールバル諸島に関しては単に興味があったからです。どうせ観に行くなら大自然を感じたいじゃないですか?
これらの候補から、もし仮に一晩もオーロラが観測できなかったときに他の計画に変更できる場所を考えました。
その結果、、ロヴァニエミ(フィンランド)にすることにしました!
理由としては筆者の大好きなハスキー犬がいる『ハスキーパーク』があったり、本物のサンタクロースに会える『サンタクロース村』があったり、博物館なども近くにあったからです。
要するに観測できなかったときに楽しめる地域という観点から選びました!オーロラは場所や天気によって違いますが、3日滞在すると1日観れるぐらいの確率だからです。
そんなロヴァニエミですが、日本からもオーロラ観測ツアーが出ているので割とポピュラーな場所だと思います。
ロヴァニエミへの行き方
ロヴァニエミに行くにはまずはヘルシンキ・ヴァンター国際空港を経由する必要があります。日本からLCCを使えば安くて往復10〜17万です。
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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に到着したら、乗り継ぎでロヴァニエミ空港に向かいましょう!こちらは往復で2〜3万になります。
ロヴァニエミ空港に到着
筆者がロヴァニエミを訪れたのは2月でしたが、思ったより雪はありませんでしたね。足が埋もれるぐらいの雪を想像していましたが、全然でした。
但し足元はかなり冷えるので、厚手の靴下やブーツを履いておくことをお勧めします!
空港からロヴァニエミ市内へはシャトルバスで移動します。空港の出口にそれらしき運転手の方が立っているので、怪しがらずに乗って大丈夫です!
気さくな女性運転手が空港から市内まで小さなシャトルバスを走らせてくれました。
シャトルバスの料金は大体7〜12€になっています。滞在先のホテルの住所を教えると、目の前まで送迎してくれます。市内の場合は7€、市内から遠くなるにつれて高くなっていきます。まぁほとんどのホテルは市内にあるため、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
ロヴァニエミを散策
さすが北極圏の雪国だけあって除雪は完璧ですね!道も道路も非常に快適に歩くことができます。中には凍っている箇所もあるので、足を滑らせないように注意してください。
市内の飲食店やショッピング場所はだいたいここのエリアになります。
時計台が広場の中央に建っており、現在の気温も確認できます。
夕方から夜にかけては1〜5℃でしたね。思ったよりも寒くなかったです。
暗くなり、お店も綺麗にライトアップされました!あまり娯楽施設などもないので、こうした光を見るだけでも嬉しくなりますね笑
いざオーロラ観測へ準備!
1日目はツアーなどではなく、普通に市内から歩いて観れるスポットを探しました。
泊まっていたホステルの学生アルバイトの方に何時くらいからオーロラは観れるの?と聞き、20時半〜2時ぐらいまでと教えてくれました。
今日は観れそうかな?と尋ねましたが、「それはキミの運次第だよ」と返されました笑
現地の大学生からしたらオーロラなんて何百回も観ているみたいです。それぐらい当たり前にある光景なので、何とも思わないらしいです笑 羨ましい限りですね。
服装
服装は厚手のジャケット、靴下、ブーツ、ヒートテック、Tシャツを重ね、手袋も2、3枚重ねました。あとはニット帽も被った方がいいです!足先や指先、耳が特に冷えて痛くなるので。
持ち物
持ち物はiPhone(一眼カメラや三脚などは持っていなかった笑)、カイロ、チョコなどの軽食。
カイロは貼らないタイプ、貼るタイプどっちも持っていきました。大量に持ってきていて余っていたので、ホステルの方にプレゼントしたら喜んでいましたね。カイロは海外の人から見ると珍しいものなので。
ちなみにオーロラはiPhone11や12のカメラでも撮影できるみたいです!
オーロラは連続した光なので、普通は写真で撮るのは難しいのですが、シャッタースピードを調整し、ナイトモードにすることで簡単に撮れちゃいます。時代は進化しましたね。
筆者は当時iPhone8だったので、シャッタースピードを調整できるアプリをダウンロードしました笑
でもiPhone11以降で撮影する方も三脚はあった方がいいですよ!寒い中撮影するので、手持ちではどうしてもブレてしまい綺麗に写らないからです。三脚であれば、より綺麗に撮れると思います。
アルクティクム博物館の裏手
市内から歩いて観測できるスポットの1つ目です。
アルクティクム博物館の裏手に道が続いているのですが、そちらを歩いて行くと街頭の明かりもない場所に着きます。
オーロラ観測のため観光客も割といるので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
うーん遠くにかすかに見える笑 肉眼だともっと見づらい!写真だと割と写っていますね。ご覧の通り、人だかりもできています。
ローソク橋の付近
市内から歩いて観測できるスポットの2つ目です。筆者としてはこちらの方がおすすめです。アルクティクム博物館から先程紹介したショッピングストリートの方まで歩いて行きます。
川沿いに道が続いています。また、川も凍っているため川の上を歩くこともできます。ですが、「これ以上行ってはいけない!」という看板も立っているので気をつけましょう。
こちらからは肉眼でもよく確認できました‼︎光のカーテンが数秒ごとにヒラヒラと揺れ動いているのが分かります!
数分ごとに形を変えていきます!
本当に生き物みたいに動きます。これは実際に行って肉眼で見ないと楽しめないですね!
このときのオーロラ予報によると
もう赤に覆い被さっていますね笑 天気も良く、雲もほとんどない状況だったのでこんなに綺麗に見えたようです。
かれこれ外に出てから約4時間も経っていました。先程の広場では除雪が行われていました。こんな真夜中に除雪が行われているのですね。本当にお疲れ様です。
ツアーに参加してみる
滞在2日目はツアーに参加してみました。滞在初日で結構すごいオーロラを観測できたので行かなくてもいいかなと思いましたが、もう予約してしまっていたので参加しました笑
ちなみに昨日のオーロラは地元の人でもあまり見ないビッグウェーブだったようです笑
筆者は運を持っていたみたいです笑笑
それはさておき、2日目は完全英語の現地ツアーに参加しました。
ラップランドサファリのオフィスに21時に集合しました。そこから防寒着に着替えてバスで数十分移動します。
周りにはドイツやフランス、イギリスなどヨーロッパ圏の観光客が多かったですね。
日本人は筆者しかおらず、ある意味良い経験になりました笑
遠くにオーロラが見えますね。
色は昨日と同じでエメラルドグリーンです。周りが暗いのでオーロラの明るさが昨日より引き立っているかもしれません。
みんなでキャンプファイヤーを囲んでウインナーも食べました!北極圏の極寒で食べるウインナーは格別でしたね笑
恐らくこの状況で食べる温かいものは何でも美味しいと感じます。
山小屋ではツアーガイドの方から、昔のラップランド圏の暮らしを聞きました。そして狩猟で使っていた武器や、毛皮などを触らせてもらいました。
周りの方とも少し仲良くなり、談笑できたのでこれはこれで楽しかったですね。
オーロラだけを純粋に見たいならあえて参加する必要はないのかなと思います。市内からも十分オーロラを楽しむことができますし、お金もかかりませんしね笑
サファリのオフィスに戻ってきたのは0時半〜1時ごろでしたね。
シャワーも夜中で使えない時間でしたので、オーロラの余韻に浸り眠りにつきました。
まとめ
人生で初めて観たオーロラは一生の思い出になるでしょう!
写真ほど鮮やかに美しくとはいきませんが、肉眼でこそ確かめられる動きや雰囲気が楽しめます!
氷点下の中で何時間も立っていることになるので寒くなったらホテルに戻ったり、北から2番目の場所にあるマクドナルドもあるので暖をとってください。
そして体力が回復したらまた観に行きましょう。オーロラは天気さえ良ければ体感かなり観れると思います。筆者は今回ロヴァニエミに2泊しましたが、2夜連続で観測できました。
この記事を読んでくださった皆さんがオーロラを観測できることを願っています!
それではまた次の記事で!
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