①準備
富士山を登る上での最低限の準備として登山用品が必要です。
寒さを防ぐアウターや登山靴、リュック、靴下などは必須です。特に私が大事だと思ったのは登山靴です。
富士山は5合目から山頂に向かうにつれて、地面の砂の粒子が細かくなり、足を取られます。スニーカーやランニングシューズで登っている方も見かけますが、砂が入ってきて登るのに集中できなくなると思います。
昼間に登る場合はサングラスがあった方がいいです。標高も高く紫外線が直で目に入るのを避けるためです。
夜間に登る場合は必ずヘッドライトを用意しましょう。夜の登山道では本当に暗くて周りが見えません。他の登山者に位置情報を伝える意味でもつけるべきです。
服装に関しては夜間に登る場合には、温度を調整できるようにしておきましょう。こちらはなるべくアウトドアブランドのアウターを購入することをおすすめします。山の天候は変わりやすいので、突然の雨にも対応できる防水で、蒸れないタイプがいいです。
筆者のおすすめはモンベルのストームクルーザーです!!
標高が高くても汗はかきます。これが冷えて体温を下げないようにするために、適時アウターを脱いだり、シャツを重ねたりできるようにした方がいいです。
特に外国人の登山者で多いのがTシャツ1枚で登っている方です。代謝が違うのだと思いますが、山頂付近は普通に冬のように寒いです。真似はしないようにしましょう。
あとは軍手や手袋はあった方がいいです。8合目や9合目は思ったよりも急勾配で、尖った岩場が多くなるからです。
一回登るだけで余計な費用はかけたくない!そんな人も多いかと思います。心配することはありません。富士山の五合目でも登山用品のレンタルは行われています。
富士山みはらし👇🏻
登山中の携帯食料も用意しましょう。水分を多めに、ドライフルーツやブドウ糖、軽く塩分が取れるものも用意すると良いでしょう。
②5合目までの移動と交通機関
東京から富士山5合目までいくツアーバスなども出ていますが、筆者は富士山駅から富士スバルライン5合目まで富士急行バスを利用しました。往復で約2500円ほどです。
富士急行バス👇🏻
③富士山5合目から山頂
5合目に着いたらさっそく出発!と行きたいところですが、まずは高度に体を慣らすために1〜2時間ほど休憩しましょう。
ここの標高で約2300mあるので、普段の生活とはだいぶ違います。あとは足首などのストレッチも入念に行っておいた方がいいです。くぼみや段差で足首を痛める可能性があります。
それでは出発しましょう!ここで絶対に守ってほしいルールがあります。それはどんなに体力的な余裕があってもペースはゆっくり一定に、決して走ったり大股で歩いたりしないでください。
これを守るかどうかで体調を崩さず登れるかどうかが決まります。
あとはこまめに水分やエネルギーを補給してください。歩いているだけですがかなり体力を消耗しています。
疲れたと思ったときはできれば休憩所で、各合目の中間地点などにいるときには他の登山者の邪魔にならないところで休憩しましょう。深呼吸を繰り返し、呼吸を整えることが重要です。
5合目から7合目ぐらいまではかなり余裕があると思います。
ですが筆者は歩幅をかなり短くし、本当に息がきれないように登っていました。他の登山者から追い抜かれることもしばしばありますが、気にしなくていいです。頂上に近づくにつれて、続々とペースダウンしている人が増えてきます。
夜間に登る場合、深夜3時〜5時ごろの山頂付近はご来光目的の登山者で大混雑します。
8合目から山頂までは基本的に道幅が狭いので、何としてでも山頂でご来光を見たい方は早めに移動しておきましょう。
正直に言うと5合目から山頂までは上のルールを守れば6時間〜7時間で登れると思います。
ただ標高が上がるにつれてペースは確実に遅くなるので、焦らずに一歩一歩登ることを心がけてください。
山頂に到着したら山小屋でご飯を食べることができます。営業時間はサイトでご確認ください。
筆者は味噌汁を頂きました。値段は確か500円ぐらいだったと思います。山頂では水は貴重ですから、ありがたいですね。
④山頂から下山
腹ごしらえして、山頂からの景色を楽しんだら下山しましょう。
登山は下山するまでです。登り切った開放感や緊張の緩みから、疲れがどっと体にきますが、気を引き締めて下山します。
下山にかかる時間は約4〜5時間です。
あと下山するときには必ず山頂にあるトイレで用を済ませておきましょう‼︎個人的に1番の難所はここで、下山中に人生でベスト5に入る緊張感を味わいました。
というのも登りのルートでたくさんあったトイレが本当に少ないのです..このときばかりはもうダメかと思いました。
蛇の字の下り道が永遠と続いており、何回往復しても先の見えない地獄の時間でしたね。ただ、あの経験は筆者を強くしたのは間違いないです。
⑤5合目に到着〜帰宅
お疲れ様でした。足には疲労が溜まっていることだと思います。温泉などに入り疲れた身体を癒しましょう。
帰りのバスはご来光帰りの登山者ですぐに満員になります。あらかじめ待っているか、時間を空けて乗るのがベストです。
帰宅したら衣服の洗濯がありますが、粒子の細かい砂が大量に付着していると思います。洗濯機に入れる前に砂を落とし、軽く水洗いした方がいいかもしれません。
以上が初心者が富士山に登るための行程になります。長々と書きましたが写真で見るどんな景色よりも、実際に登って見る景色とでは当たり前ですが全然違います。
何よりも登り切ったという充実感や自然の素晴らしさを味わうことができます。そして富士山に登ることで心も身体も強くなります。
新しい一歩を踏み出したい方は是非、富士山に登ってみてください‼︎
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