アイルランド留学のメリットとデメリット【体験談】

アイルランド

カナダやオーストラリア、イギリスと比べてアイルランドは留学先としてはマイナーな国です。

中にはアイルランド留学を考えている方もいらっしゃると思います。ですが、口コミや情報が少ないですよね。

ではアイルランド留学でのメリットとデメリットは何なのでしょうか?

実際に現地で生活し、約半年の滞在経験からまとめてみました!

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なぜアイルランドを選んだのか

最初に候補地として挙げていたのはアメリカかイギリスでした。オーストラリアやカナダ、フィリピンは日本人に人気がある国だと思うので、あえて候補地から外しました。

アメリカかイギリスで迷っていたときに、世界遺産検定で見ていたある景色がフッと頭に浮かびました。

世界遺産検定の記事はこちらから

その景色がアイルランドにある『モハーの断崖』と、北アイルランドにある『ジャイアンツコーズウェイ』です。

モハーの断崖の行き方についてはこちら

当時は写真で見ていただけですけど、この世界にこんな場所があるかとワクワクしたのを今でも覚えています。

そこからアイルランドについて調べ始めました。自然が美しく、日本人留学生もかなり少ない、費用もイギリスよりも抑えられるのでアイルランドに決めました。

ヨーロッパにも旅行に行きやすいので、私にとってこれ以上ない環境だと思いましたね。

アイルランド留学のメリット

日本人留学生はやはり少ない

事前に調べていた通り、日本人留学生は少ないです。私の周りでも3〜4人ぐらいしかいませんでした。

滞在していたのは首都のダブリンですが、街を歩いていて見かけることはほぼなかったです。学校外で会った唯一の日本人は、パブで飲んでいたワーホリ中の女性2人だけですね笑

学校によっても国籍割合は異なるので一概にいないとは言えませんが、自ら日本人コミュニティに入ることがなければ悠々自適な留学ライフを送ることができると思います。

ちなみにフィリピンとアイルランドの2カ国で留学していた友人の話だと、フィリピン留学では周りがほとんど日本人や韓国人だけだったと言っていました。ヨーロッパ圏の留学生はほぼいなかったようです。

同じアジア圏だと比較的英語も通じやすく安心感はあります。ただ、より英語の環境に身を置きたい人にはアイルランドをおすすめします。

ヨーロッパや南米の友人ができる

アイルランドはその土地柄と入国しやすさから、ヨーロッパや南米の留学生から人気があるみたいです。

ヨーロッパはスペイン・フランス・ドイツ・イタリア・トルコから、南米はブラジル・アルゼンチン・チリ・ボリビアなどから集まってきます。私の学校では約8割が上記の国籍の方々でした。

アジアだと日本以外には、韓国の方がちらほらいるくらいです。滞在中に中国の学生は見かけませんでした。

これだけ国籍が多様だと、交流するのも楽しいです。たまに教えてもらうヨーロッパの言語も息抜きになりますからね。

それぞれの国ごとに英語の訛りがあり、最初は知っている単語でもお互い意思疎通することが大変でした。

しかし、不思議なことに毎日会っていると訛りを聞き取れるようになり円滑にコミュニケーションできるようになります。これは本当に驚きでした。

あと個人的に面白いと思ったのは、同じスペイン語でも本国と南米で訛りや意味が違うことがあるらしいです。東京と大阪のような違いなのでしょうか?

ただ話しているだけで、今まで知らなかった気づきを得られる機会は多かったです!

英語のスピーキングレベルが高い

授業中の英語スピーキングのレベルは高いと思います。

というのもヨーロッパ圏は同じラテン系言語なので似ている単語が多いです。なので少し間違っていても類推して意味が伝わりやすいのだと思います。

個人的に英語レベルが高いと思ったのはドイツや北欧の方ですね。もうネイティブレベルじゃん!って人も普通にいます。中には英語教師を目指している友人もいたので、納得です。

アイリッシュはかなり早口

アイリッシュは早口なのでリスニング力が鍛えられます。もちろん人によって聞きやすさは千差万別ですが、高齢者だと訛りもありレベルはぐんと跳ね上がります。

例えば 「Do you want to 〜」「ジュワナ~」のようにかなり短くなったりします。

私の友人もホームステイ先のファザーが話すことが何一つ聞き取れないと言っていました笑

学校で話されている英語とアイリッシュではもはや別の言語レベルです。

パブは毎日の日課になる

飲み文化が根付いているアイルランドでは、学校が終わったあとにパブに行きます。そしてビールを飲みながら語り合います。

パブ・クロール(Pub crawl)というアクティビティもあります。ビール1パイントを制限時間内に飲んでパブを4〜5件はしごするものです。名前通り、飲み過ぎて這って家に帰らないように注意が必要です笑

特に約束とかしていない日でも「1杯飲んでこう!」となるので、お酒好きにはたまらないです。

私も毎週水曜日にダブリンにあるDICEY’S Gardenに行って飲み明かしてました笑

ここのお店の水曜は特にアルコールが安くなるのでおすすめです!ダブリンに行った際には是非足を運んでみてください。

基本的にダブリンバスは夜の0時までしか運行していないので帰りの時間には注意してください。※中には24時間運行している路線もあります。

ヨーロッパ旅行にはやっぱり行きやすい

言わずもがな、ヨーロッパ各国と近いので旅行がしやすいです。週末にロンドン旅行するのも現実的に可能です。金曜の夜にロンドンに移動すれば、ほぼ丸2日楽しめます。

1週間休みがあれば、見たいものを絞ってヨーロッパを3カ国ぐらい回れます。

アイルランド留学のデメリット

自分から絡みにいかないと友人ができない

アイルランド留学に限った話ではないですが、日本人がそもそも少ないので、友人になるには自ら積極的にコミュニケーションすることが必要です。

最初から黙っていて絡んでくれる人は少ないでしょう。一度友人になれば相手から話しかけてくれますが、まずは自分から話しかけるのが好印象です。

発音が良くないとマジで通じない

英語を話したことがなかった私が最初にぶつかった壁です。発音が正しくないと意思疎通に支障が出てきます。

発音記号などを意識して単語を覚えたことがなかったので、最初はなんとなくの感覚で話していました。

国籍が違うこともありますが、共通の認識を持っている単語でも発音が良くないと伝わらないと痛感しました。

そこから発音を意識するようになり、幾分かは上達したのではないかと笑

なのでこれから留学を考えている方は文法も大事ですが、発音を意識して話す練習をするのがおすすめです!

また、日常英会話は少し話せるのに越したことはないです! 

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英語の筆記体が読めないと苦労する

筆記体が読めないと地味にストレスがあります。先生は基本的にブロック体で書いてくれますが、周りの人は結構筆記体で書いている人が多いです。

義務教育の中で英語の筆記体を習っていなかったので、他の人のノートを写させてもらうとき解読に苦労しました。

スペインやフランスの友人のノートはびっちり筆記体だらけだったので、聞いて確かめながら書いていました。

書けるようになる必要はありませんが、念のため読めるようにはしておいた方が役立つと思います!👇🏻

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家庭料理は薄味か味なし

私はホームステイだったので、現地で家を借りる必要はありませんでした。

ホストマザー、オマーンとイタリアの学生と一緒に過ごしていました。みんなものすごく優しいので人間関係的に全く問題はありませんでした。

しかし、到着初日の夕食は少し戸惑いました。

茹でたジャガイモや野菜がお皿にのっていて、下味はなく、もちろんソースなどはありません。

食卓には塩やケチャップなどの調味料がありましたが、最初は躊躇してかけませんでしたね。

日本だと作ってくれた料理に味付けするのって少し抵抗があるじゃないですか?

もう3日目ぐらいからは普通に塩とかケチャップとか使いまくりです。イタリアの学生も普通に塩をかけており、味付けはご自由にスタイルだと確信したからです。

味が薄かったり、ついてないのは私の家だけではないはず…(アイルランドでホームステイした方はコメントで教えてください)

だいたい日替わりで夕食のメニューは変わりますが、ジャガイモ率は高めです笑 さすがジャガイモのアイルランドです。

レストランの料理はしっかり味がついているので、あくまでも家庭料理に限ります。

天気は曇りか雨の日が多い

アイルランドの天気は曇りか雨の日が多いです。晴れの日がない訳でありませんが、1日通して太陽が出ている日は珍しいです。

雨は本降りではなく、少量の雨が30分から1時間程度です。それが1日に何回か繰り返される感じになります。

変わりやすい天気のため、現地の人だと少しの雨くらいで傘をさしません。

私も折り畳み傘は常備していましたが、本降りのとき以外では使用していませんでした。出し入れも面倒なので笑

レジャー・娯楽施設はかなり少ない

日本だとボーリングやカラオケ、スポッチャなど休日でも退屈せずに遊ぶ場所はたくさんあります。

しかし、アイルランドではこのような娯楽施設は少ないと思います。ボーリング場もダブリンからバスで30分とか1時間とか行かないといけません。

ダブリンの場合だと中心街を歩いて回れるほどコンパクトにまとまっているので、半年も滞在していると観光する場所はなくなります。

なので私は穴場の公園や、雰囲気の良いパブを探すのを楽しんでいました。

日本と比べると外食は高く、種類が少ない

これは日本の飲食店が安すぎるのだと思います。アイルランドを含めたヨーロッパではランチでも1000円以上はするので。ビールも1pint約5ユーロぐらいです。

あとは外食時のバリュエーションが少ないです。パスタ、ピザ、ハンバーガー、フィッシュ&チップス、ラーメンなど重めの食べ物がメインになります。

探せば和食レストランはあると思いますが、食に関しては日本は最強だと思います。

基本的に移動はバス

ダブリン市内に地下鉄はありません。その代わりダブリンバスが市内から郊外までをカバーしています。

朝や夕方は渋滞していることもあり、時間通りにバスが来ないこともざらです。

あと何分でバスが来るかどうかはバス停にある電光掲示板に表示されるのですが、時間が増えていくという謎現象で、1時間近くバス停で待たされた経験もあります笑

もし、バス以外の交通手段を使うのならば自転車がおすすめです。自転車ステーションが各所に設置されているので、中心街の移動なら自転車を使いましょう!

まとめ

デメリットの方が多くなっていますが、英語全般の課題についてはどの国に留学しても感じる部分だと思います。

英語に集中する環境に身を置きたかったり、美しい自然やお酒を楽しみたい人にとってアイルランドはかなりおすすめです!

留学もしつつ、遊びも充実させたい人にとっては少し物足りないかもしれません。遊ぶ場所がそもそも少ないので笑

とは言っても休日は友人と公園でバスケをしたり、ピクニックに行ったり、お酒を飲みながら語り明かしたのは良い思い出です。

娯楽が少ない環境は逆に幸せだったのかもしれません。

アイルランド留学を考えている人は是非参考にしてみてください!

「アイルランドでは他にこんな楽しみ方がある!」や「ここはおすすめ!」という場所やレストランがあればコメントで教えていただきたいです。

それではまた次の記事で!

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